【H.WAY=H×Basser】- Upcycle Robot - Biwakoくん
【H.WAY=H×Basser】- Upcycle Robot - Biwakoくん
バスフィッシングとアートを融合させたアクセサリー作家による、廃材を利用した遊び心あふれるトップウォーター
●商品バリエーション
※ボディー素材/アイ(目)素材/フックサイズ/自重
【1号】ヒノキ/天然石(スモーキークォーツ)/#2/27g
【2号】ヒノキ/天然石(スモーキークォーツ)/#2/29g
【3号】ヒノキ/天然石(オニキス)/#6/27g
【4号】ヒノキ/天然石(オニキス)/#4/26g
【5号】ヒノキ/天然石(オニキス)/#4/24g
手掛けるのは京都出身・長浜在住のアクセサリー作家
Wood-Accessory代表・山田浩久氏
小学4年生で釣りを覚え、6年生の時にルアーフィッシングとしてのバスフィッシングに魅了された。高校生になると芸術への興味から釣りを一時離れ、京都芸術大学を目指して本格的に美術の勉強を始める。しかし、大学進学を諦め、二十歳の時にサンドブラスト技術を用いた彫刻技士として10年間勤務。その中で、木材、金属、ガラスなど様々な素材を扱いながら、加工技術や素材特有の性質を学んだ。
30歳で退職後、約2年間にわたり無職とアルバイトを繰り返すが、24歳から再開したバスフィッシングにのめり込み、自作のポッパーやペンシルベイトを使ったフィッシングを追求するようになる。さらにテンカラやフライフィッシングでも自作の毛鉤を用いることで、釣りの幅を広げていった。
アクセサリー制作への転機
ある日、山田氏のハンドメイドルアーを見た京土産店の女性オーナーから「こんなに精巧に作れるなら、アクセサリーにしてみては?」と提案され、アクセサリー制作に乗り出すことに。口コミで徐々に知名度が広がり、オーダーメイドの依頼が増加。手作り作品展への出展から始まり、大規模なアートクラフト展へと活動を広げ、2000年には京都大丸や京都高島屋への出展を果たし、大阪、名古屋、東京へと活動範囲を拡大した。
素材へのこだわりと独自のアプローチ
初期の頃は資金難の中、ホームセンターで購入したヒノキのすのこを分解し、素材として再利用していた。そんな努力を重ねる中で、黒檀や紫檀といった銘木の端材と出会い、素材のバリエーションが豊かになっていった。また、木工作家たちとの交流を通じて、捨てるには惜しい端材を譲り受ける機会が増え、素材費がほぼゼロの状態で制作を続けられるように。これらの端材は、日本では手に入りにくい希少な銘木で、持続可能な資源利用の一環として活用されている。
バスフィッシングとアクセサリー制作の融合
バスフィッシングから20年間離れていたが、YouTubeで見た渓流釣りやバスフィッシングの動画がきっかけで再び熱が蘇り、大昔のタックルを持って琵琶湖での釣りに挑戦。20年ぶりに35㎝のバスをキャッチしたことで、釣りへの情熱が完全に再燃した。以後、仕事後の夕方には琵琶湖へ通い、週5日も釣りに出かけることが日常となった。
コロナ禍での新たな挑戦
コロナ禍で百貨店などでのイベント出展が中止となり、収入源が途絶えるも、その時間を活かしてルアー制作に再挑戦。従来のバルサ材やヒノキではなく、黒檀や紫檀などの銘木、藍染め技術を取り入れたルアーを制作し、自らスイムテストをしながら遊ぶ日々を過ごした。この時期に改めて琵琶湖で釣りができる環境のありがたさに気付き、日々の活動を「当たり前ではない」と見直すきっかけとなった。
アップサイクルへの取り組み
釣り場で拾った釣り糸や錆びたフック、根掛かりしたスピナーベイトのワイヤーなどをアクセサリーの素材として再利用。これにより、環境への配慮と創作活動を結び付けたアップサイクルの精神が形となり、ロボットをテーマとしたルアーやアクセサリーが誕生。ルアー制作では、建築業者から提供された廃材の角材を活用し、空き缶のプルタブを腕部分に、スピナーベイトのワイヤーをブレードに使用。アイ部分には天然石を嵌め込み、見た目だけでなく物語性を重視したデザインを施している。
想いを込めた作品
山田氏の作品は“釣れるルアー”であることよりも、その背後にあるストーリーと想いを大切にした“作品”として楽しんでもらいたいという願いが込められている。
屋号の由来
小学生の頃から続く釣りとアートへの情熱は、今もなお一貫して繋がっている。「H.WAY」という屋号は、山田浩久氏の頭文字とWood-Accessoryの頭文字を組み合わせ、「H(ヒロヒサ)のWAY(歩んできた道)」を意味している。