1日10尾からのステップアップ 最先端の鮎釣り遊学
1日10尾からのステップアップ 最先端の鮎釣り遊学
2023年「ダイワ鮎マスターズ」全国大会を制覇し二度目の優勝に輝き、アユのルアー釣り(アユイング)も積極的に普及に努めている有岡只祐さんが、「アユ釣り」=友釣り&アユルアーの釣りの楽しみ方と上達のコツを、あますところなく大公開。これから釣り道具を購入する方から上級者を目差すベテランまで役に立つ、アユ釣りの魅力をギュッと詰め込んだ一冊。
著者の有岡只祐さんは子どもの頃からアユ釣りに親しみ、アユと一緒に泳いで水中のアユを観察し、長じてからは釣り大会に目覚め、尊敬する名手たちに学びライバルたちと切磋琢磨していくなかで独自の視点を獲得し上達していきました。またそれは、四国でナス栽培を軸とした農業を営みながらアユ釣りを楽しむライフスタイルにも支えられたものです。
「アユ釣りは面白そうだけれど難しい」。そんな先入観を、本書がひっくり返します。
目次
はじめに 5
第1章 アユ釣りとの出会い 6
生まれ育った環境について 7
少年時代の釣り 7
釣り大会への目ざめ 10
よく釣る人を真似る アユの気持ちになって考える 11
釣果が振れすぎない釣りを心掛ける 13
第2章 友釣りの道具選び 14
サオ選び、最初の1本 15
2本目の選び方 17
私がサオに求めるもの 18
感度 19
ウエア類のアドバイス/ベスト・シャツ・タイツ他 20
タモ・引き舟・小物(オモリポーチ・ハリケース) 24
第3章 仕掛けについての考察 26
完成仕掛けについて 27
仕掛け作りは釣りの楽しさを何倍にもしてくれる 27
仕掛けの各部について
天井イト 28/ハナカン周り 32/逆バリ 32/水中イト周り 34/ハリ 35/背バリ 36/オモリ 38
第4章 川に立つ 40
視点~アユの立場で考える・見る 41
アユが食んだ石 42
初期・盛期・後期それぞれのアユとポイント
初期群れアユ 44/盛期高活性 46/後期産卵間近(大アユ) 47/高水(増える) 48/高水(減る) 49/残りアカポイント 50/渇水時のポイント 52/アカ腐れのポイント 52
第5章 最初の目標「1日10尾」 54
友釣り初心者が1日10尾を釣るにはどこをどう釣る? 55
最初の1尾 56
オトリをトラブルフリ―で早く交換する方法 56
しっかり確実に引き抜く方法 59
釣れない時のオトリの状態とは 62
逆バリの外れ、中ハリスのトラブルにも注意 63
第6章 ステップアップ 65
私のステップアップ サオの曲がりの違い 66
扇引きへの目ざめ 69
ひょうたんから駒ならぬアユが出た⁉ 71
オトリの打ち込みは高飛び込みの選手のように頭から静かにダイブさせる 73
どこに入れ込めば釣れるのか? 76
オトリの泳ぎコントロール 77
「息を吐く」釣り 79
サオ尻の余し方 81
サオ角度の重要性 82
第7章 続・ステップアップ 86
オトリの振れ幅=元気のバロメーター 87
スライドのコントロール 88
横の動きをどこまで出すのか 90
投げるか送り出すか? 90
送り出す釣りで手前のサラ場を独り占め 95
探る速度と見切りについて 95
目印はなぜ大事なのか 96
目印に現われるゼロ 97
目印の横振れ・縦振れ 100
ラインの使い分け 101
逆バリと打つ位置 102
群れアユの釣り 104
第8章 アユイング入門 107
友釣りとの共通点 108
タックル 109
アユイングの魅力、1尾の価値 110
ルアーのセッティング 111
ハリハリスの長さ、ハリの形状、ハリスの硬さ 112
掛かり処のいろいろ 112
ルアー操作の基本 116
理想の掛かり方 118
第9章 師匠、巨匠、ライバル、友―私を成長させてくれた名手たち 120
村田満 121/立岩克也 122/主藤秀雄 123/鹿子嶋誠 124/野間清 125/小澤剛 126/瀬田匡志 127/岡崎孝 128
第10章 アユ釣り競技会の魅力 129
「ダイワ鮎マスターズ」への目ざめ 130
アユ釣りで日本で一番になりたい 131
「ダイワ鮎マスターズ」初の全国決勝大会へ 133
テスターというクラスで切磋琢磨するということ 134
最終章 オムニバス・メッセージ 136
ナス栽培から学ぶアユのこと 季節の変化 137
自社経営とアユ釣り 大事にしていることの共通点 139
これから始める若いアユ釣りファンの方たちへ 140
アユ河川の環境と現状 未来への思い 140
あとがき 142